2014年09月04日

H26年度豊橋市総合防災訓練 まとめ ☆たーママ

市の防災訓練、RINRIN♪豊橋アレルギーっ子の会が参加させてもらうのは3年目になります。
今年度は、小学校の夏休みの登校日を利用して、児童・保護者も参加する
実践的な訓練でした。


今回の炊き出しで会から
特定原材料7品目不使用のシチュー(27品目中、使用しているのは鶏肉・豚肉のみ)
と、アレルギー対応のα化米(27品目不使用)を提供しました。


そしていざ配る時になったら、
『アレルギーのある子には、炊き出しは食べさせないように
決めてあります』と言われ、色々なアレルギーをもった子がいるので
そのような対応になったとの説明を先生から受けました。




今回の炊き出し、親と子は別行動でした。
親がいない中、炊き出しに何が入っているか分からないから・・・
そんな感じでしょうか。



でも、でも!!!!!!
災害時、親がそばにいられるとは限りません。
そんな時に本人、周りがどう対応するのか
それが訓練なのではないでしょうか。
これが、本当に被災した時だったら?
アレルギーを持っているから我慢・・・?
今回の炊き出し、アレルギーっ子も対応次第で
食べられるものもあったはずです。



今回は自治体からアルファー化米、赤十字奉仕団はすいとんの炊き出しがありました。
アレルギーっ子の会が炊き出しをすることも事前に
分かっていたはずで、事前確認(今回の炊き出しの内容が食べられるかどうかの保護者への確認)
もできたはずです。
それをせず、食べさせないようにきめてます。で、我慢させるなんて、
疑問を感じます。



確認した上で、どうするか判断するべきではないのでしょうか。
アレルギーで食べられないものもあります。
でもすべて食べられないわけではないのです。
炊き出しがダメなら、ちゃんと代わりの食べ物の準備があったのか
も気になります。
  


災害時、アレルギーっ子は我慢する弱い立場になってしまうのでしょうか。
何に対してアレルゲンをもっているか、子ども自身も理解し言える力
が必要であると思うのと共に、
周りも対応できるマニュアル、システム作りが必要であると思いました。





事前にやるべき(やれるべき)必要な訓練をしないから、
災害時にさらに大変になってしまうのではないでしょうか。
アレルギーをメインに出した私達のブース。
アレルギーっ子を持つ親として、会として今回の対応、本当に悲しかったです。
災害を想定しての訓練で、炊き出しのある訓練でした。
だからこそ、もっと重く考えて欲しかったなと思います。




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この記事へのコメント
随分時間が経ってからのコメントになりすみません。

アレルギーの会の方たちは大きな勘違いをされてませんか。アレルギーを持ったお子様たちは社会的に弱者であると。
大規模災害が発生した時には全ての被災者が弱者なんです。

この程度の訓練の対応に不満を持ってる暇なんかありません。実際はこの何倍もの、計り知れないほどの問題が起こるわけですよ。それを平時の訓練の中で少しでも見つけ出し、皆でその情報を共有し対策を立て、それに基づいてまた訓練を重ねていくしかないんだと思いますよ。

今回は結果として学校には、または一般社会では、アレルギーについてこの程度しか認知されていないという現状がわかっただけでも大きな収穫で、防災訓練に参加したりっぱな成果だと思います。
大規模災害発災時に於ける避難所等での対応と、平時の対応とは分けて考える必要がある場合もあると思います。

アレルギーだけではありません。高齢者、障害者、妊婦、外国人、病人、負傷者、それ以外の健常者であっても、家族を失ったりして精神的に大きなダメージを受けられている方など被災時の要援護者は様々です。
その全てに対応することは、平時の生活が万全であったとしても難しいでしょう。なおさらのこと被災時には無理なことといっても過言ではないと思います。
だからこそ訓練を通して、事前に問題点を洗い出し、対応策を立てなければならないのです。それが訓練です。
アレルギーしか見えていないと大切なことを見落としますよ。
参考にしてこれからもご活躍ください。
Posted by 荒木千里 at 2015年09月10日 15:01
荒木さま
コメントありがとうございました。
全員が弱者その通りですね。
その中でもアレルギーっ子は要援護者の側面があり、周りの人の助けを必要とします。
みなさんにそんな側面を知っていただくために、私達は防災訓練に参加、活動しています。
確かに行政は徐々に進めてくれてはいますが、一般社会での認知はまだまだと知ることができました。
ご意見を真摯に受け止めて、これからも周知していけたらとおもいます。
Posted by たーママ at 2015年09月11日 20:13
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